写真はノヴォシビルスクの鉄道技術博物館にて展示されていたソ連寝台車です。
車軸:4軸
自重:52トン
車体長:24580mm
寝台数:30
昭和55(1980)年に東ドイツで製造。
モスクワと欧州各都市を結ぶ国際列車として登場しました。欧州といっても鉄のカーテンの東側である東欧ルートだけだと思われます。
		
		
		車体の長さや幅は1435mmと1520mm両方の軌道に対応出来るように設計されています。
		
		上記写真の前後にはソ連エレクトリーチカと1520mm用客車がありますがそれと前後して小ぶりであることが分かります。
	
		
		
		台車は軌道の切り替え駅で交換されます。
	
		 
		
		寝台車内部の詳細は不明ですが、乗車定員30名であることからゆったりした車内であったことが推測されます。
		
		本来国際列車ともなれば車体記号やロゴとかいろいろあるはずなのですが、末期はロシア国内向けに使われていたのかそういったものが一切見られないのは残念。
		
		このような寝台列車をロシア語で"РИЦ"と言います。読みは何かの略ではなく「リッツ」と発音するみたいです。
		
		
		平成12(2000)年に西シベリア鉄道支社ノヴォシビルスク機関区より博物館入り。登場当初は華やかな欧州路線で活躍するも末期はシベリア送り・・・
	
Photo Date:29/Sep/2011
Posted Date:12/Oct/2013
